雄星、母校の後輩・大谷への熱い思い「彼がいなければ僕はここにいない」と言った理由

 試合前のフィールドで談笑する菊池(左)と大谷
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 「エンゼルス-マリナーズ」(18日、アナハイム)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)が試合前のフィールドでエンゼルスの大谷翔平選手(24)とメジャー移籍後初対面を果たした。2人の母校は同じ岩手県花巻東。「彼がいなければ、間違いなく僕はここにいないので、本当に僕にたくさんの刺激をくれた」などと、3歳下の後輩へ感謝の気持ちと敬意を表した。

 右翼線側でキャッチボールをしていた菊池が練習を終えるタイミングを見計らって、三塁側ベンチで待機していた大谷が駆け寄った。がっちり握手を交わす。最初こそ、表情は硬かった2人だったが、時間とともにリラックス。時間にして約15分。菊池は「久しぶりに会ってゆっくり話ができました」と笑みをこぼした。

 菊池によると、2人が会うのは1年半ぶり。この日の第一印象は「でかいッスね」だ。「より一層、筋肉も大きくなってて、やっぱり、一回りも二回りも僕より大きいんでね、そこが一番びっくりしますよね、会うたびに」と続けた。

 年齢は菊池の方が3つ上。2人は一緒にプレーしたことはなく、プロ入り後は西武と日本ハム、パ・リーグのライバル球団に所属した。

 菊池にとって大谷の存在とは?

 そんな問いかけに「あー、うー、そうですね」と一呼吸置いてから左腕は「彼がいなければ間違いなく、僕はここにいない。本当に僕にたくさんの刺激をくれて、そして、後輩ではあるんですけど、尊敬する部分も本当に多いですし、スーパースターになってもこうやってあいさつに来てくれるんで、あんなにいい子はいないですよ」と笑った。

 菊池が吐露した後輩へのあふれる思い。「彼は分からないですけど」と前置きしてからこう続けた。

 「僕自身は日本で結果が出ない時期も長かった中で彼は1年目からどんどん活躍してですね、それに負けたくないというか、どちらかと言えば、僕も頑張らなきゃな、と。同じところ(高校)を出て、同じ目標をもった、一度はもったね、メジャーでやりたいと思った人間の一人として、彼みたいになりたいというか、僕も負けてられないなと。そういう、いい刺激をたくさんもらって今ここにいれると思うので、本当に心から尊敬してますし、ああいうスターになっても、いつも高校時代と変わらないなというね、本当に謙虚でかわいい後輩なんで、これからはもっともっと話をしたりとか、食事に行ったりとか、同じリーグ(ア・リーグ西地区)ですので、そういう場面(機会)も多くなると思うんで、僕も学ぶべきところはたくさんこれからもあると思います」。

。 聞く者の心を揺さぶった菊池の大谷への尊敬の念と感謝の気持ち。早ければ、5月30日(同5月31日)からの同カード4連戦で実現する二人のメジャー初対決が本当に待ち遠しい。

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