イチロー「出られる状態にしたいね、早くね」打撃感覚取り戻せず?

試合前のフィールドで、ファンにサインをするイチロー(撮影・小林信行)
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 「オープン戦、マリナーズ-ジャイアンツ」(13日、ピオリア)

 マリナーズのイチロー外野手(45)はキャンプ地最終戦に「7番・DH」で出場し、2打数無安打2三振。1日のブルワーズ戦の二回に中前打を放って以来、7戦18打席連続(2四球含む)ノーヒットで打率を・080(25打数2安打3四球)に落とした。

 この日がメジャー19度目のキャンプ打ち上げ。2打席を終えた後、クラブハウスに戻ったイチローは約1カ月のキャンプを振り返り、「終わったなという気持ちですよ」とポツリ。試合前にサービス監督が20、21日に東京ドームで行われるアスレチックスとの開幕2試合での起用を明言したことを伝え聞くと、「出られる状態にしたいね、早くね」と話し、納得のいく打撃感覚をつかめていないことを示唆した。

 この日のイチローは二回の第1打席でベテランのホランドに空振り三振。過去の対戦成績・275(40打数11安打)の左腕に対し、カウント2-1から見送った外寄り129キロのスライダーをストライクと判定されて追い込まれた後、外角低めに逃げる129キロスライダーにバットは空を切った。

 3-4の四回1死二塁の好機で再び、ホランドと対戦し、見逃し三振。カウント1-2と追い込まれた後、外角低めのスライダーをファウルにする粘りを見せたが、5球目、外角低めのボール気味の143キロ速球をストライクと判定された。

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