マエケン 魂の5者連続三振 WS史上最長の延長十五回から2回を無失点

 レッドソックス戦の15回、ピンチにベッツ(奥)を三振に仕留めガッツポーズするドジャース・前田=ロサンゼルス(AP=共同)
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 「ワールドシリーズ・第3戦、ドジャース-レッドソックス」(26日、ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(30)が2-2の延長十五回から登板し、2回36球を投げ、1安打無失点。5者連続三振を奪う快投を見せた。

 114回を数えるワールドシリーズで史上最長となる延長十五回のマウンド。試合開始から6時間が経過した午後11時すぎ、7番手で登板した前田は先頭打者を一塁内野安打で出すと、次打者に四球を与えて無死一、二塁のピンチを背負った。

 敵地で2連敗を喫した後の本拠地での第3戦。絶対に負けられない一戦で前田が意地を見せる。バスケスの投手左へ転がした打球を素早い動きで処理すると、迷うことなく三塁へ送球し封殺。1死一、二塁とすると、続くレオンをチェンジアップで空振り三振に仕留める。最後は首位打者ベッツを渾身のスライダーで見逃し三振に打ち取ると、マウンドを降りながら力強くこぶしを握り、2度吠えた。

 依然として同点の延長十六回も続投した前田は最速151キロの直球とキレのあるスライダーとチェンジアップで敵を翻ろうして三者連続三振斬り。前のイニングから5者連続三振の離れ業をやってのけ、マウンド上で雄叫びを上げた。

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