大谷、来月初旬に右肘靭帯再建手術決断 二刀流復活は早くても20年

 大リーグ、エンゼルスは25日(日本時間26日)、大谷翔平投手(24)が来月初旬にロサンゼルス市内の病院で右肘靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けると発表した。一般的にマウンド復帰まで1年から1年半を要するとされており、二刀流復活は早くて20年のシーズン。順調に回復すれば、来季は打者に専念する可能性が高い。

 大谷は88日ぶりに投手として復帰した2日のアストロズ戦で三回途中、49球で降板。一回に160キロの速球を披露したが、三回に突然、球速が8~10キロ落ち、2ランを被弾した。

 一夜明けた3日の試合前に球団広報を通じて「試合のレベル(の投球)なんで多少、張りはあります」と、右肘に異変があることを明かしながらも4日の試合前にはキャッチボールで67球を投げたが、張りが続いたため、5日にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた結果、右肘内側側副靭帯に新たな損傷が見つかった。

 球団医師からトミー・ジョン手術を勧められた大谷は、7日に「いくつか選択肢があるので、その中の一つを選択して進んでいこうという感じと思います」と話し、この日まで最善の形を模索してきた。また、最終戦まで打者としてプレーする意思を示し、負傷後から前日まで19試合連続でスタメン出場し、打率・294、6本塁打、13打点を残している。

 医師からの手術勧告は精神的ショックも大きかったと予想されたが、大谷は「100%予想しなかったことではなかったので、正直、ある程度は準備してましたし、突発的なけがではなくて、長年の疲労も含めたことなので、ピッチャーならだれでも準備はしてることではあると思う。正直そこまでメンタル的に落ちてることはなかったかなとは思うのでむしろ、周りの人が心配してくれたりだとか、落ち込んだりだとか、というところの方が強かったので、特に僕がなおさら落ち込むことはなかったかなと思います」と、気丈に話していた。

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