大谷の投球再開OK “早期復帰”に地元紙記者「少し驚き」

 大リーグ、エンゼルスは19日(日本時間20日)、大谷翔平投手(24)がロサンゼルス近郊の病院で損傷している右肘の内側側副靭帯(じんたい)の検査を受け、球団担当医から投球再開にGOサインが出たと発表した。

 大谷は6月6日のロイヤルズ戦の降板後に右肘に張りを訴え、精密検査の結果、内側側副靭帯にグレード2の損傷が見つかり、PRP(多血小板血しょう)注射と幹細胞注射を受けた。ノースロー、スイングは左手のみという状況で3週間をへて、同27日の再検査の結果、打者としての復帰が認められ、7月3日のマリナーズ戦で戦列に戻った。しかし、投手としての復帰にメドは立たず、ノースロー調整を継続。さらに3週間が経過したこの日の再検査の結果待ちの状態だった。

 球団からの発表を受け、地元紙オレンジカウンティ・レジスターのジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターで「これは少し驚きです。(今季開幕投手の)ギャレット・リチャーズが2016年にPRP注射を受けた時は投げ始めるまで13週間かかった」と、同じグレード2の症状ながら大谷が6週間で投球再開OKと診断されたことに率直な感想をつぶやいた。リチャーズは今月10日のマリナーズ戦で右肘を痛めて三回途中で降板し、2日後に右肘内側側副靭帯損傷で手術を受けることを発表している。

 大谷はこの日、ロサンゼルス近郊の病院で球団担当医のスティーブ・ユン氏の診察を受け、「靭帯は改善に向かっている。医学的見地から投球プログラムを始めることに障害はない」(球団)と判断されたという。ただし、球団の慎重な姿勢は変わらず、「彼の進行状況やリハビリスケジュールに関する詳細は適切な時期を見ながらアップデートしていきたい」とした。

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