野球解説者の張本勲氏が１０日、レギュラー出演しているＴＢＳ系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで、右肘内側足幅靱帯損傷で故障者リスト（ＤＬ）入りした大谷翔平（エンゼルス）について選手生命にかかわりかねないと心配した。

　「メスを入れたら１年半ぐらいかかります」と、右肘を手術した場合に復帰まで要する時間を想定した張本氏は、打者・大谷としても影響は深刻だと続けた。「バッターでも右の肘の靱帯だから。左バッターは右が中心にならないと。右ひじを痛めるとバッターでも影響がありますよ」とした上で、「ピッチャーとしては（選手）生命にかかわりますよ」と顔をくもらせた。

　持論として、「何回も言うけど走り込んでいないから。足で投げるからピッチャーは。極端に言えばね。足が始動して、最後は足だから。手は後からついてくることだから。大投手はみんな同じことを言っていますよ」と走り込みの不足が負傷につながっているのではないかと指摘。「一番苦しいし、一番嫌なことだし、一番大事なことをやらないとピッチャーは成功しませんよ」と語った。