大谷翔平、本拠地初打席でメジャー初本塁打! 同僚の“放置プレー”に苦笑い 

 インディアンス戦の1回、メジャー初本塁打となる3ランを放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス13ー2インディアンス」(3日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が鮮烈本拠地デビューだ。3月29日の開幕戦以来となる打者として「8番・指名打者」で出場し、初回の打席でメジャー初本塁打3ランを放つと、三回には右前打。メジャー初マルチを記録した。

 本拠地を熱狂させたのは1点を追う初回の打席だ。2死満塁の絶好機。カウント1-2からの4球目が暴投となり、三塁走者が生還して同点となる。他の2走者もそれぞれ進塁し、2死二、三塁。カウント2-2からの6球目を内角低めの球をフルスイングした。3球目に大きく空振りした同じ119キロのカーブ。鮮やかなアーチを描いた打球は3ランとなって右翼席に突き刺さった。

 地元ファンの興奮が渦巻くフィールドを大谷が気持ちよさそうに走る。ベンチでは首脳陣やチームメートの祝福が待っているかと思いきや、全員が知らん顔。初本塁打を記録した選手に対するメジャー“慣例”だった。苦笑いを浮かべて途方に暮れる新人を仲間たちが一斉に取り囲み、もみくちゃにした。

 スタンドも総立ちになって拍手と声援を送る。本拠地デビュー戦で受けるカーテンコール。大谷がベンチの中からヘルメットを右手で掲げてそれにこたえた。

 勢いは止まらない。前打者のバルブエナの1号ソロでリードを6点に広げた三回の打席は右前打。ワンストライクからの2球目、135キロのカットボールを打ち抜く。ラインドライブの打球が二塁手が懸命に伸ばしたグラブをはじき、右前に達した。

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