ダル、5失点ほろ苦デビュー…五回途中で降板「申し訳ない」

 「マーリンズ6-10カブス」(31日、マイアミ)

 新天地でのデビュー戦は、ほろ苦いものだった。チームは前夜に延長十七回を戦った末に敗戦。カブスのダルビッシュは長い回を投げることを期待されたが、4回1/3で5失点。「またブルペンを使わせてしまったので、すごく申し訳ないなと思う」と反省した。

 制球が乱れた。一回は先頭に死球を与え、直後に「一番投げちゃ駄目と言われたところ」という内寄りのスライダーを右翼に先制2ラン。五回は四球を挟んだ3連打などで3点のリードをふいにした。

 乾燥したキャンプ地のアリゾナ州から湿気が多いフロリダ州に移り「汗をめちゃくちゃかいてしまう」と脱水気味の症状に苦しんだ。五回は右前腕がつりそうになるアクシデントもあった中で続投し、102球目を痛打されて降板した。

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