2冠スタントン&盗塁王ゴードン、ジャイアンツへ移籍交渉 米メディアが大型トレードの可能性伝える
米大リーグ、マーリンズが本塁打と打点で2冠を獲得したジャンカルロ・スタントン外野手と盗塁王のディー・ゴードン二塁手をジャイアンツのジョー・パニック二塁手と若手有望株2選手と引き換えにトレードに出す交渉が行われている、とMLBネットワーク・ラジオのクレイグ・ミッシュ記者が自身のツイッターで伝えた。
マーリンズはジーターCEO(最高経営責任者)ら新オーナー陣が来季の総年俸の大幅削減の方針を打ち出しており、高年俸選手の放出は必至の状況。来季年俸2500万ドル(約28億円)を含む10年2億9500万ドル(約332億円)の契約が残っているスタントンや、来季年俸1050万ドル(約11億8千万円)を含む3年3700万ドル(約41億6千万円)の契約を残すゴードンらがトレード候補に挙がっている。
中でもスタントンにはジャイアンツのほか、カージナルス、フィリーズ、レッドソックス、さらにはドジャースが興味を示していると言われており、カージナルスはすでに条件提示したと報じられている。
一方のジャイアンツは大砲獲得が今オフの課題。メジャー4年目のパニックは今オフ、年俸調停の権利を持っており、調停になった場合の来季年俸は350万ドル(約4億円)。有望株の先発テイラー・ビーディと外野手のクリス・ショウはいずれもメジャー経験はなし。トレードが成立した場合、マーリンズは来季だけで3200万ドル(約36億円)の年俸をカットできることになる。