差別行為グリエルに来季5試合出場停止処分 コミッショナー「あってはならないこと」

 試合前に打撃練習を行うグリエル(撮影・小林信行)
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 米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーは28日(日本時間29日)、ワールドシリーズが開催されているミニッツメイド・パークで緊急会見を行い、前日のシリーズ第3戦でドジャースのダルビッシュ有投手から本塁打を放った後、ベンチ内でアジア人を差別するようなジェスチャーをしたアストロズのユリエスキ・グリエル内野手に対し、来季の5試合出場停止処分を科すと発表した。

 MLBが問題視したのは、グリエルが二回の打席でダルビッシュから先制ソロを放った後、同投手が続投する中、ベンチ内で自身の両目尻をつり上げるしぐさをした点だ。

 両選手と個別で話し合いの場をもったという同コミッショナーは「昨夜、我々が目撃した行為は絶対にあってはならないことだ。そこに言い訳、釈明は存在しない」と厳しい口調で断罪。「グリエル氏はすぐに自分の過ちを認識し、深く反省していた」としながらも来季開幕5試合の出場停止と、球団を通して5試合分の給料が慈善団体に寄付されることを発表した。

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