カブス和田「悔しい」三回途中緊急降板

 「カブス4-2ドジャース」(22日、シカゴ)

 カブス・和田毅投手(34)が三回、先頭打者に左越え本塁打を浴び、次打者に左前打を許したところで左肩に異常を訴えた。トレーナー、投手コーチらと話し合った後にマウンドを降り「調子自体は良かったので悔しい」と表情を曇らせた。

 一、二回はともに三者凡退に退ける上々の滑り出しだった。前回登板した17日のインディアンス戦ではボールが先行する場面が多く見られたが、この日は対戦した最初の6人に対して初球からテンポよくストライクを投げ込み、順調にアウトを積み重ねた。しかし三回のウオーミングアップでカーブを投げていた時に異変を感じたという。

 相手の先発カーショーは昨季ナ・リーグの最優秀選手賞(MVP)とサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を同時獲得。立ち上がりはメジャー屈指の左腕に一歩も譲ることなく投げ合っていた。それだけに無念の降板となった。アイシングで様子を見た和田は23日に検査を受ける。「自分ではそんなに時間がかかるとは思ってないし、明日の状態を見て、次回の登板の準備をしていきたい」と前向きに話した。

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