ヤ軍ジーター、超満員の本拠地で引退式
「ヤンキース0‐2ロイヤルズ」(7日、ニューヨーク)
歴代6位のメジャー通算3450安打の記録をもち、今季限りでの引退を表明しているヤンキースの主将、デレク・ジーター内野手(40)の引退セレモニーが7日(日本時間8日未明)、ヤンキースタジアムで行われた。
試合前のフィールドで行われた約1時間の式典。超満員4万8110人が総立ちで見守る中、ジーターはヤ軍一筋でプレーしてきた20年を振り返り、「最高の仕事に就くことができた。世界に一つしかないヤンキースの遊撃手になるチャンスに恵まれた」などとスピーチした。
この日の式典には、トーリ元ヤ軍監督や松井氏ら元同僚のほか、元NBAのジョーダン氏ら豪華ゲストが多数出席。場内画面でNASAの宇宙飛行士が宇宙ステーションからあいさつし、式典を盛り上げた。
しかし、試合はロイヤルズに完封負けし、プレーオフ争いで一歩後退。ジーターは第1打席で内野安打を放って本拠地を沸かせたが、その後は見せ場なし。試合終了前にスタンドが空席だらけになるなど、尻すぼみの1日となった。