マー君、本拠初登板10Kで99年ぶり快挙

 「ヤンキース4‐5オリオールズ」(9日、ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手(25)はオリオールズ戦で本拠地初登板し、7回7安打3失点で勝敗は付かなかった。二回に3ランを許した後は粘り、10奪三振の力投だった。球団によるとメジャーデビューから2試合連続で8三振以上を奪ったのは1915年のアレン・ラッセル以来、チーム史上2人目の快挙となった。

 制限を超える101球目。これが最後の打者になることは分かっていた。七回2死。田中将は決め球・スプリットで、ヤングから空振り三振を奪った。メジャー初の2桁10奪三振。本拠地デビュー戦でファンの大きな声援を浴び「自分に向けての歓声なので悪い気はしない。力になりました」と振り返った。

 メジャー2度目の先発。痛恨の1球は二回だ。2死一、三塁で、9番スクープに高めに抜けたスライダーを左翼2階席まで運ばれた。「悔やまれますね」。完全な失投だった。

 序盤の3失点。しかし、そこからは踏ん張った。三回と五回はいずれも2死一、二塁の窮地を空振り三振で切り抜け、四、六、七回は三者凡退。「粘りは僕の一番の持ち味。なんとか粘って投げることができた」。味方が3点を援護してくれ、負け投手は免れた。

 前回登板が8奪三振で、この日が10奪三振。ヤ軍投手でデビューから2戦連続8奪三振以上したのは、1915年のアレン・ラッセル以来、99年ぶり。計18奪三振は両リーグ2位の数字だ。

 7回3失点。2試合連続で先発の責任は果たした。「(メジャーで)やれるか、やれないかじゃなくて、やらないといけない。僕は自分のやれる仕事をするだけです」と力強く言った。

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