ブ軍完敗も川崎は2の2&全出塁の活躍

 「ブルージェイズ0‐7ホワイトソックス」(17日、トロント)

 ブルージェイズの川崎宗則内野手(31)はトロントでのホワイトソックス戦に「9番・遊撃」で出場し、2打数2安打だった。チームは0‐7で敗れた。

 三回の第1打席。川崎は追い込まれた後に2球ファウルで粘り、6球目の甘い速球を左前に運んだ。五回は四球、七回は中前打を放ち「塁に出ることが一番の目標。それは良かったと思う」。チームは0‐7で完敗したが、自身は昇格後5試合全てで出塁するなど、堅実なプレーを続けている。

 メジャー昇格のチャンスは、正遊撃手レイエスの故障で得た。定位置が確約されたわけではなく毎日が勝負だが、川崎は「基本的には楽しくやっている。グラウンドに立っていることを楽しまないともったいない」と笑みを絶やさない。

 前向きな姿勢は同僚も引きつけ、早くも人気者だ。アンソポウロスGMは「川崎がチームにもたらした活気はすごい。チームメートから本当に慕われている」と、エネルギッシュな遊撃手に目を細める。レイエスの離脱は大きな痛手だが、その穴を背番号66が精いっぱい埋めている。

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