大型の商業施設内に…異空間? 関西に急増中の「猿田彦珈琲」、兵庫1号店の仕掛け

東京・恵比寿発のスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」(代表:大塚朝之)の新店が、商業施設「阪急西宮ガーデンズ」(兵庫県西宮市)内に12月20日、オープン。関西では奈良、大阪に続く兵庫初進出となり、大型施設内ながら敢えて「木陰」をイメージした落ち着きのある空間を展開する。

■ 間接照明のような明るさで「純喫茶」をイメージ2011年の創業以来、国内で28店舗を展開し、自社で厳選した風味豊かなコーヒー豆で焙煎から抽出までこだわり抜く「猿田彦珈琲」。チェーン店ながら提供する空間づくりにもこだわり、店舗毎に内装デザインを変えるのが特長で、雰囲気の異なる店巡りを楽しむ人も多いという。

大阪では2024年7月に開業した梅田の1号店を皮切りに、1年半以内で淀屋橋、楠葉と3店舗が誕生し、その立地の客層に合わせた心地よさを追求。今回の兵庫1号店を構える西宮市は、大阪や神戸のベッドタウンとしてファミリー層が多いことから、オフィス街での作業づかいなどとは差別化した「落ち着きをもたらす居場所」がコンセプトに。

店内は旅館のような和テイストの板張りが目を引き、通路側との仕切りがない部分が多い縁側風シートも。シックな緑色の椅子・ソファは幅広い年齢層に親しまれる「純喫茶」をイメージ。さらに、間接照明のような明るさにすることで、商業施設の吹き抜けに面した明るい通路に対し、周囲とは反転した木陰に佇むような奥行きのある空間をめざす。

メニューは、好みの豆から1杯ずつ丁寧に抽出してもらう「ドリップコーヒー」(680円~)をはじめ、待ち時間を少なくしたい人向けの「ホットコーヒー」(480円~)が定番で、同店限定ブレンド「ブレーブスインザハウス」も登場。ドライフルーツとキャラメルの甘さを感じられるブレンドで、豆やドリップバッグも数量限定で販売され、かつて西宮を本拠地としたプロ野球チーム「阪急ブレーブス」に因んだネーミングに。

ティータイムに楽しみたいスイーツも充実し、「おとなのティラミス」(580円)やショーケースに並ぶ季節のケーキほか、野菜を使ったホットサンドやカレーなどのフードもスタンバイ。同店で先行販売されるオープンサンド「蒸し鶏とメープルパンプキン」(687円~)は、メープルシュガー、岩塩やハーブでマリネした鶏肉とかぼちゃの塩味&甘味のハーモニーが絶妙な一品。

12月20日~26日はオープン記念として、対象ドリンクが通常価格から100円引きになるキャンペーンを実施。同店の場所は「阪急西宮ガーデンズ」本館3階、営業は10時~20時。2026年初春には、京都1号店が祇園にオープン予定。

取材・文・写真(一部)/塩屋薫

(Lmaga.jp)

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