817室の新USJオフィシャルホテル誕生へ…大阪で英ホテルブランド新展開、夢洲IRも見据えた大規模プロジェクト

世界に多数のホテルブランドを展開する「IHGホテルズ&リゾーツ」(本社:英国)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに隣接地に、国内で初めてトリプルブランドのホテルを2029年に開業すると12月18日に発表した。「ユニバ」と「IR」の両方を見据え、多様な宿泊者の利用を目指す。

大阪市内で同社が手掛ける10軒のホテルのひとつ、「インターコンチネンタルホテル大阪」(大阪市北区)で行われた記者会見で発表となった今回の大規模プロジェクト。開業するホテルは、2030年に開業するIR施設を見据え、前年の2029年に開業する予定。

ブランドは、ラグジュアリーホテル「インターコンチネンタル」、ライフスタイルホテル「キンプトン」、エッセンシャルズホテル「ホリデイ・インリゾート」の3ブランドで計817室。建物は2棟の新築となり、同社最大規模となる。すでに12月3日に起工式がおこなわれおり、工事はスタートしている。

同社のフラッグシップホテルのほか、個性のあるブランドごとに、異なるニーズに応えられるとした。特に「ホリデイ・イン」はキッズ向けのプランや施設を用意し、ファミリーに優しいホテルになる。また、ビジネス出張時に、一緒に来た家族はUSJに遊びにいく、というようなさまざまな楽しみ方が可能になるという。

「コロナ禍を経て旅行の仕方が変わったと思います。今までより長く滞在し、働き方も旅行をしながら仕事をするという時代になってきました。USJとIRの大きな需要がある場所で、これだけの規模のプロジェクトは、大阪だけでなく日本の観光と雇用を活性化することができると思っています」と、同社IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社CEOのアビジェイ・サンディリアさんは自信を見せた。

なお、このプロジェクトは、鹿島を代表企業とする事業4社(鹿島建設、日本郵政不動産、SMFLみらいパートナーズ、京阪神ビルディング)が出資する「桜島開発」と協業して、『Osaka Sakurajima Resort』として進められる。

取材・文・写真(一部)/太田浩子

(Lmaga.jp)

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