「万博」で1日限りの開館、電磁音楽パビリオン『ブラウン館』とは何だったのか?

スイッチ式の扇風機や、ブラウン管テレビなど、「大阪万博」が開催された1970年当時「最新家電」ともてはやされ、今は役目を終えた懐かしい家電たち。そんな家電たちが『大阪・関西万博』で、新たな活躍の場を得て、音楽を奏で、観客はそれに合わせて「盆踊り」…そんな1日限りの電磁音楽パビリオン『ブラウン館』が爆誕。6月27日、EXPOホール「シャインハット」を舞台に、多くの来場者を熱狂させた。

この1日限りのパビリオンでは、ステージに全国各地のフェスや盆踊りなどイベントを沸かせているアーティスト・和田永率いる音楽プロジェクト「ELECTRONICOS FANTASTICOS!」のメンバー が登場し、1970年と2025年を繋ぐ異次元盆踊り『大阪万国博電磁盆踊り 2025 ? An Electronics Odyssey』として、家電を楽器として使用した演奏と、観客を巻き込んだ盆踊りを展開した。

◆ 「大阪・関西万博」で未来の盆踊り!?バーコードリーダー、火災報知器も楽器に開場時に、シャインハット前に並んだメンバーが手にしていたのは、年季の入ったブラウン管テレビや扇風機のほか、バーコードリーダー、火災報知器など。次々入場する来場者たちもこれには興味津々。ブラウン管に触れて、実際に音を出す体験をする人も。このあとのステージでは、これらの楽器が爆音を奏でることになる。

本編のステージは、ブラウン管テレビを太鼓に見立てた演奏からスタート。その後、法被や浴衣などに身を包み、古い家電などを抱えたメンバーが次々にステージに登場し、バキバキでブリブリの不思議な音楽を奏でる。

途中、客席に提灯行列のような人たちがうやうやしく入場してくるが、なんと真ん中で光り輝くのは「信号機」。幻想的なステージのライティングも相まって、何かの儀式にしか思えない。

続いて民謡歌手・沢田藍さんが歌で参加。さらに法被姿のひょっとこ踊りの集団も入場してくる。予想のつかない、異様な雰囲気に観客たちも目が離せない様子だ。

◆ 最後はみんなでステージを囲んで盆踊り…大きな声で「ブラウン館!」唯一無二の電磁楽器と民謡、踊りのパフォーマンスのあとには、ステージからのよびかけで、来場者たちをステージ前に集めて「盆踊り」がスタート。電磁楽器が奏でる盆踊りの定番『炭坑節』にのせて、ステージを囲む踊りの大きな輪が出現。懐かしくて新しい祭りの光景が広がった。

終演後は、家電を活用した楽器をもったメンバーたちと来場者たちが交流。さきほどまでの幻想的で奇抜な雰囲気から一転、来場した子どもたちも、実際に音を奏でる体験したり、踊り子たちと記念撮影を楽しんだり。

懐かしい家電と盆踊りを通じて、「シャインハット」に穏やかで微笑ましい光景が広がり、いつの世も祭りは人と人を繋いでくれる、ということを実感する現場となった。

踊りの輪に入って踊っていた来場者の女性は「こんなに面白い盆踊りははじめて。万博でこんな体験ができるなんて!」と驚きながら、笑顔で話していた。

なお、この1日限りの電磁音楽パビリオン『ブラウン館』を開催後に知り、SNS上にも「もっと早く知りたかった!」と悔しがる声も多数あがっていたが、この日の模様は8月12日・19時より実録ノーカットでDOMMUNEにて放送される。出演は、宇川直宏、和田永、清宮陵一、竹川潤一、岩波秀一郎、制作メンバーによる飛び入りゲスト参加も予定。詳細は公式サイトから確認を。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

(Lmaga.jp)

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