見取り図「ラヴィット!の5000倍長かった」…主催ライブでヘトヘト、立ち見客も多く
大阪若手芸人の拠点の場「よしもと漫才劇場」(通称:マンゲキ、大阪市中央区)が10周年を迎えたことを記念し、毎月実施される「マンゲキ10周年Premium Live」。8月3日は『見取り図ちゃんのマンゲキゾンビパニック』が開催され、立ち見客も大勢出るほど、注目度の高さが伺えた。
■「漫才劇場の総戦力」を詰め込んだモノボケライブ
開館から10周年を迎えた同劇場では、過去におこなわれていた人気企画を「Premium Live」として毎月復活させている。今回は、同劇場のOB・見取り図が数年前まで主催していたシリーズライブが復活。当時は『見取り図ちゃんの◯◯』と題し、ゲームコーナーライブをおこなっていたとのことだが、リバイバル公演では「ゾンビ×モノボケ」という異色の組み合わせに。
突如として人々がゾンビ化した大阪の街で、唯一ゾンビを倒せる有効手段「モノボケ」を使い、見取り図率いる芸人たちが黒幕を倒すべく進んでいく…というストーリーを交えたライブとなった。
MCに河野良祐を迎え、アキナ、ツートライブ、セルライトスパ、ロングコートダディ、パーティーパーティー、ダブルヒガシ、ドーナツ・ピーナツ、フースーヤ、といずれも劇場で活躍するメンバーが揃い踏みした同公演。「ゾンビパニック」とタイトルに入っているだけあり、会場は全体的に薄暗く、真っ赤な手形の照明や不気味な音楽が流れるホラーなテイストに。前売りチケットは完売、立ち見客も大勢出ており、注目度の高さがうかがえた。
変化球な公演ながら、中心となるのは芸人たちのモノボケ。2時間超の公演時間のなかで「即興モノボケ」や「代弁モノボケ」など、芸人たちがひたすらモノボケをし続けるというストロングスタイルな内容に、会場は終始笑いに包まれていた。
また、公演中は同劇場が所持する大量の小道具、衣装、カツラ、さらには照明や音響などを駆使。のちにMCをつとめた河野が「漫才劇場の総戦力をここにつぎこんだ2時間だなと思いました」と振りかえったように、劇場の豊富な設備や技術が光る公演となった。
■ ハイカロリーなライブに…芸人らはヘトヘト!?
終演の直後におこなわれた囲み取材には、ハードな2時間を終えたばかりの出演芸人たちが登壇。主催の見取り図・盛山が「自分でイベント打っといてなんですが、始まって30分、40分ではよ緞帳を閉めたくなった。それくらいカロリーが高くて」、相方のリリーも「2時間なんで、僕らがやってる『ラヴィット!』と全く一緒なんですけど。5000倍くらい長かったです」と振り返り、いかに演者側は壮絶だったかがうかがえた。
今回の出演者陣では一番の若手にあたるフースーヤ・谷口は「みんなそうやったと思うんですけど、モノを見てるだけの時間とかありました」と話しつつ、「でもめっちゃくちゃ楽しかったです。見取り図さんもこうやって帰ってきてくださったし」と笑顔を見せた。
また公演のラストではVTR映像が流れ、「こんなゾンビはいやだ。どんなゾンビ?」という紙とともに「to be continued」の文字が。盛山は「もしかしたら、次は大喜利だけの2時間ライブがあるかも。ただこれ、言ってるだけで震えるほど嫌です」と話し、続編の可能性を示唆していた。
マンゲキ10周年Premium Live『見取り図ちゃんのマンゲキゾンビパニック』のオンライン配信は、8月10日昼12時まで販売中(見逃し視聴は同日夜11時59分まで)。料金は2500円、よしもとのライブ配信サービス「FANY Online Ticket」にて。
取材・文・写真(一部提供)/つちだ四郎
(Lmaga.jp)
