最後のビアガーデン、大阪・ビジネス街で開幕「会社の恒例イベントだった…」
2025年10月に閉館を迎える大阪・堂島エリアのホテル「ANAクラウンプラザホテル大阪」(大阪市北区)では、今回で最後となるビアガーデンが開幕。初日の7月1日は、屋外席がほぼ満席となる盛況っぷりでスタートした。
■ 週末は残りわずか!中之島の夜景一望の席も予約が好調で、週末の金曜日・土曜日は、8月上旬までほぼ埋まりつつあるという今年のビアガーデン。18時の開店を迎えると、開幕を待ち構えていた大勢の会社員や家族連れが詰めかけた。淀屋橋や中之島のビジネス街が近いため、会社の飲み会での利用も目立つ。
近隣で働く会社員グループは「会社の恒例イベントで、5年くらいは毎年訪れていました。今年が最後だとわかり寂しいです。昔ながらのビアガーデンと違っておしゃれな雰囲気で楽しめ、梅田界隈で一番料理がおいしいです」と魅力を語った。
約400席の座席は、堂島川に面した開放感たっぷりの屋外席と、冷房が効いた屋内席から選んで予約することができる。ビアガーデン気分が味わえると人気なのは屋外席だが、涼しい店内で料理を楽しめる屋内席は、リピーターを中心に支持されているという。屋外席も全席に屋根がついているので、急な雨の日でも安心だ。
■ 「最後ということで…」パンケーキ食べ放題など盛りだくさん今年は「ハワイ」をテーマに、ハワイを意識したBGMや店内装飾で彩られる。ビュッフェ台には、「ガーリックシュリンプ」や「パイナップルとベーコンのピザ」など、約30種類の料理が食べ放題で登場する。
ハワイの王道スイーツ「パンケーキ」は、トッピングのココナッツソースや生クリーム、チョコスプレーを使って、何枚でも自由にデコレーション楽しむことができる。
調理長の下森さんは、料理のこだわりについて「海鮮を調味料で和えたハワイ料理『ポキ』は、タコやサーモンなどさまざまな海鮮を使って、3種類用意したのでおすすめです。最後ということで、物価高ですが惜しみなく食材を使った内容となっています」と話す。
冷たい料理やデザートの下には保冷剤が敷かれ、温かい料理は小まめに補充されるので、常にできたてのおいしさを味わうことができる。目の前で料理する様子が毎年好評の「ライブコーナー」では、海辺の雰囲気を感じられる「ソース焼きそば」を焼き上げる。また、食事の締めにぴったりの「ミニ担々麺」は、自分で麺を茹でて作る楽しさを感じられる。
飲み放題のドリンクは、ビール、ワイン、スパークリングワインをはじめ、約40種類を揃える。なかには、自分好みに24通りのカクテルをカスタマイズできるコーナーも。
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「ビアガーデン2025 Grand Final - ALOHA -」は、7月1日~8月30日まで開催(日曜日・月曜日は定休日)。料金は7000円~、時間は平日18時~21時30分、土曜日は17時30分~21時30分。お盆期間も定休日以外は休まず、同じ料金で営業する。
(Lmaga.jp)
