万博で圧巻の1000人ヨガ開催、「ヨガしに来たら大荷物に…」超太っ腹インド政府に驚く
『大阪・関西万博』で、心と体を癒やすヨガを一緒に楽しむ「国際ヨガDAY」が6月20日に開催された。ヨガ愛好家はもちろん、万博会場内での屋外ヨガというレアな体験をしようと、圧巻の1000人以上が集まった。
2014年に国連総会でインドのモディ首相が、6月21日を「国際ヨガデー」として宣言してから、世界中でおこなわれ、日本でも各地で毎年開催されている同イベント。
今回は万博開催を記念した特別バージョンとして、インドパビリオンがインド政府アユシュ省(インドの伝統医学を推進し、国民の健康増進に貢献することを目的とした政府機関)主催で開催。国際ヨガDAY関西実行委員会が運営に協力した。
事前にヨガ参加者募集をかけると、予約ですぐに1000人の枠が埋まる人気ぶり。当日参加も可能で、多くの参加者が海風の気持ちが良いEXPOアリーナ「Masuri」に集まった。
イベントは、日が傾きだす17時からスタート。まずはじめは、ステージ上のインド人のヨガ講師のレクチャーで、マントラを唱えることから。その後参加者たちは、広大な会場で約1000人が呼吸を合わせてさまざまな立位、座位のポーズをとり、心落ち着くひと時を過ごした。
大阪から参加した女性二人組は、「国際ヨガデーに参加するのは初めてです。ヨガの先生がこのイベント楽しいと思うよ、と教えてくれて友人を誘って来ました。外でヨガができるっていうは、絶対に気持ちがいいだろうなって。このヨガマットとか、ポロシャツとか、全部もらえるのもすごくないですか!?」と、笑顔でヨガのポーズをとってくれた。
そう、今回のイベントは、ヨガの参加費は無料(万博会場への入場券は別途必要)。さらに、なんとお土産付き。参加者には「国際ヨガデー」のロゴ入りTシャツ(と言っていたが実際はポロシャツ)と、インドのお菓子とジュースが入った特製ギフトボックスが配られた。
さらにひとりひとつ設置されていたヨガマットも、使った後に持って帰れるという、かなり太っ腹企画。ヨガが楽しめるだけでなく、予想外の豪華なプレゼントを用意してくれたインド政府に、参加者たちも驚きを隠せなかった。なかには「ヨガしに来ただけで、突然大荷物に・・・」とその後の会場での過ごし方を計画しなおす人もいたようだ。
この万博での「国際ヨガデー」のイベントはこの1日のみだったが、6月28日には「朱雀門ひろば」(奈良市)でも、インド政府アユシュ省主催で開催される。
さらに万博会場の「バーラト(インド)パビリオン」でも、毎日ヨガ体験をおこなっている。17時の回は予約制(参加は女性のみなど条件がある日もあり)。開催詳細は、インドパビリオンのインスタグラムなどSNSをチェックしよう。
取材・文・写真/太田浩子
(Lmaga.jp)
