万博で期間限定「青すぎるたこ焼き」SNSで賛否両論…気になる味は?実食してみた
「どうやって色つけてるの?」「怖いもの見たさで、食べてきます!」「もはやアートレベル(笑)」「おいしいん・・・?」など、SNSで発売前から賛否両論、驚きの声があがっていたのは『大阪・関西万博』に登場した地球にそっくりな「青いたこ焼き」。
ついに6月9日から期間限定で現地での販売がスタート。青色は視覚的に食欲を抑える効果があるとも言われており、かなり攻めたビジュアルだが、気になるお味は・・・!?
大阪を中心にたこ焼き店・お好み焼き店などを展開する「くれおーる」(本社:大阪市中央区)が、万博のために開発した「ガイヤたこ焼」(8個・1000円)。「ラブ&ピース」をもじった「僕らが生きる地球 TAKO&PEACE」という、万博仕様のミニ旗が付いてくる。また、購入者が青色のまま、より地球らしく撮影ができるよう、ソースやマヨネーズは別添えで提供するこだわりも。
定番のたこ焼き生地に食用の色素で着色し、茶色の焼き目は海に浮かぶ大陸をイメージ。この焼き加減がポイントといい、海と陸の境目が出るよう、焼き時間や温度を調整している。実は高い焼きの技術も要求されるメニューなのだ。
初日店頭に立っていた同社の加西幸裕社長は「『めっちゃ青い』『歯が青なった~!』とか、来場者が会場で写真を撮るシーンをイメージしました。みなさんの万博の楽しい思い出作りのお手伝いができたらと、エンタメ要素も込めて考案しました」と開発について明かした。
さらに「万博の大屋根リングは、円の中に世界のいろんな国がある平和の象徴。たこ焼きも地球も丸いので、地球平和に見立てた『万博らしい』たこ焼きメニューです」と笑顔で語った。加西社長が万博誘致時から抱き続けてきた「多くの人に万博を楽しんで欲しい」という強い想いが、この奇抜な商品考案の原動力だったとは。
初日の取材時(15時ごろ)は約2割の客が「ガイヤたこ焼」を目当てて来店。特に子どもたちが注文時に「この青いのがいい!」と嬉しそうなのが印象的だった。
そして、いよいよいざ実食。いただいてみると、香ばしい生地はしっかりとダシが効いている。真っ青な中身に驚くが、とろとろでおいしいたこ焼きだ。インパクト大な見た目だけに、やさしい味わいとのギャップがすごい・・・ 。
SNSには、早くも実際に食べたという人たちから「地球モチーフだって・・・うま(普通のたこ焼きだった)」「タコまで青くなっているので、エイリアン食べてる気持ちになれる」「見た目アレだけど美味しいたこ焼だよ」などの報告も続々上がってきている。
「ガイヤたこ焼」は6月15日までの期間限定販売。場所は『大阪・関西万博』ORA外食パビリオン「宴~UTAGE」内の「くれおーる」。営業は9~21時。
取材・文/塩屋薫
(Lmaga.jp)