邪道? 賛否あつまる「炭酸コーヒー」…上島珈琲店の冷珈ソーダは人気で3年ぶりに復活
「コーヒーと炭酸、日本人の口にはちょっと合わんかも」「邪道な気がする・・・」など、SNSでは賛否両論が飛び交う、コーヒーを炭酸で割った「炭酸コーヒー」(9日、Xでトレンド入り)。そんななか、コーヒーチェーン「上島珈琲店」(本社:神戸市中央区)では、多くの要望に応え5月22日、3年ぶりに期間限定ドリンク「冷珈(レイコー)ソーダ」が登場した。
15年前の2010年より同メニューを期間限定商品として提供してきた歴史を持ち、コーヒーと炭酸の組み合わせを積極的に世間へアピールしてきた同店。今年は2022年以来3年ぶりに「冷珈ソーダ」が復活し、一部の炭酸コーヒー好きからは歓喜の声が上がっている。
「コーヒーと炭酸は合うのか?」という意見が多い組み合わせだが、「冷珈ソーダ」は炭酸に合う同店自慢のスッキリとした味わいのダブルネルドリップコーヒーを採用していることが鍵だという。
ダブルネルドリップコーヒーとは、一度ネルドリップで抽出したコーヒーを新たなコーヒー粉を入れたネルでさらに抽出する方法。この抽出方法でコーヒーを淹れると、コーヒーの余分な雑味がネルとコーヒーの粉に吸着され、濃厚なコーヒーの味とクリアな味わいが両立するのだとか。
スッキリクリアな味わいのコーヒーゆえ、炭酸の爽快な刺激とマッチし、違和感なく飲めるのが同店のコーヒーソーダの特徴。実際に飲んでみるとコーヒーの香ばしく芳醇な香り、炭酸の爽快感、品の良い微かな甘みが口いっぱいに広がり、うだるような暑さの日の不快感を吹き飛ばしてくれそうに感じた。
同商品について開発担当者に聞いてみると、「上に乗っているミントをストローで潰しながら飲むと、さらに爽やかでおいしくなります」と、おすすめの飲み方を教えてくれた。
「冷珈ソーダ」(R700円、L820円)は全国の「上島珈琲店」にて期間限定で発売中。そのほかにも、「アサイーと木苺のグラニータ」(920円)も期間限定で登場している。
取材・文・写真/野村真帆
(Lmaga.jp)
