関西万博・ガンダムエリアで宇宙へ、臨場感ある新作映像で没入体験
4月13日の開幕目前の『大阪・関西万博』に先立ち、報道陣向けの会場お披露目会が開催された。高さ約17m、片膝を立てて腕を大きく上げる、これまでにないポーズ姿の「実物大ガンダム像」がそびえる「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」では、展示の詳細が明らかになった。
同パビリオンでは、ガンダムシリーズが作品で描いてきた「宇宙の暮らし」や「まだ実現していない科学技術」を新たな未来の可能性として捉え、臨場感のある新作映像とフェーズ0~7までの空間を通して演出する没入体験ができる仕様に。
ストーリーは新たな「宇宙世紀」という設定で、大阪・「夢洲ターミナル」から軌道エレベーターに乗って宇宙ステーション「スタージャブロー」まで移動し、人類とモビルスーツが共存する世界を映像などで体感することができる。
同パビリオン体験ではクルーの案内で、フェーズ0の「夢洲ターミナル」エントランスからフェーズ1の搭乗ロビーへ足を進める。フェーズ2では軌道エレベーターに乗り、地上から3万6千キロの宇宙まで続く美しい空の旅を、揺れなどの臨場感も感じながら楽しめるようになっている。
そしてフェーズ3~5では、実際に「スタージャブロー」に到着し、宇宙でのスペースデブリ除去作業中にハプニングが起こり、緊急退避ポッドで移動。その後のフェーズ6~7では、宇宙から地上へ戻り、ガンダムと再会するという流れに。
『機動戦士ガンダム』総監督・富野由悠季氏は「「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」でご覧いただいたものは、言ってしまうとまだ全部夢物語です。夢物語なんですけれど「そういう可能性があるのだから未来に対して絶望しないでいただきたい」と、言えることが大事なんです。(中略)多くの人に見ていただいて、人類の未来と可能性についての認識を高めていただければ幸いです」とメッセージも公開している。
また、万博会場内で7月20日にガンダムシリーズオーケストラコンサート「Next Universal Century」が開催。西川貴教と大阪交響楽団が登場し、EXPOホール「シャインハット」にてパフォーマンスを披露する予定だ。
(Lmaga.jp)
