「ウソじゃありません!」人気ラーメン店の投稿が話題に、39年間続けている「ライス食べ放題」
龍の看板で知られる大阪のラーメン店「金龍ラーメン」(大阪市中央区)が4月1日、X(旧ツイッター)で「金龍ラーメンは、このご時世でもライス食べ放題です。どれだけ食べても無料です」と投稿。エイプリルフールの投稿だけにジョークかと思いきや本当の話なのだとか・・・? その真意や、本当にサービスを実施しているのかを確認してみた。
■ 1986年から実施している「ライス食べ放題」昨年夏、お米が品薄状態となり街のスーパーやコンビニのお米売り場がガラガラになったのは記憶に新しい。今年になってもその影響は色濃く、お米価格の高騰や飲食店で提供されるご飯の値上げや減少といったニュースが連日続いている。
そんな米不足の時代に抗うような「ライス食べ放題」という試みだが、同店の創業から3年後の1986年より顧客サービスの一環としてスタートした歴史あるものだ。5店舗あるなか、炊飯器を設置できる「戎橋筋店」「難波千日前店」「相合橋本店」の3店舗で実施している(相合橋本店は一時閉店中)。
お米は米どころ・秋田県の生産者協会から仕入れているこだわりよう。以前はあきたこまち100%を使用していたものの原料高騰のため複数産地・複数銘柄のブランド米に切り替えるという変化はありつつ、食べ放題自体は一貫として続けている。
多い時には1カ月で約2トンのライスを提供しているそうで、この時代に大丈夫なの?と心配になってしまうところだが、同店の代表・林裕人氏は「中止する予定は現段階では、全くないです。これからも可能な限り続けていきたいと思っています」とキッパリ。さらに「1986年から365日毎日続けてきたサービスですから中止するつもりは無いです。これからもできる限り、続けていきたいと思っています(このコメントももちろん、ウソではありません)」とコメントしている。
金龍ラーメンの心意気を感じたい人は、一度お近くの店舗に立ち寄ってみては。「金龍ラーメン」のラーメンは800円。
(Lmaga.jp)
