クルド人演じた嵐莉菜がシネフェスで新人女優賞「監督と受賞できて幸せ」
映画祭『大阪シネマフェスティバル2023』の授賞式が3月5日、大阪市内で開催。映画『マイスモールランド』で主演した嵐莉菜が新人女優賞を受賞し、喜びを語った。
在日クルド人問題を描いた同映画は、川和田恵真監督の初監督作品。川和田はこの作品で同映画祭の新人監督賞を受賞している。
登壇した嵐は「このような素敵な賞を受賞してうれしく思う。本日は監督も受賞されたので、2人で受賞することができて幸せです」と監督と、喜びを分かち合った。
日本生まれ日本育ちではあるが、ドイツ、ロシア、イラク、イランと5カ国のルーツを持っているという嵐。台本の印象を聞かれると、「自分も知らない世界がある、自分も経験したことのない葛藤が描かれていたので、早く現場に入ってお芝居したいと思った」と振りかえった。クルドという国についてはこの作品を通して知ることになったといい、感慨深げに話した。
また、撮影で苦労したことについては、「自分が経験したことのないシーンを演じる時にどういう感情を出せば良いか不安だったが、監督が支えてくれた」と振りかえった。
最後には「思った以上に反響があり、評価していただけてすごくうれしい。今後のお芝居もひとつひとつ丁寧にお芝居していきたい」と意欲を見せた。
(Lmaga.jp)
