まん防決定の大阪・道頓堀、若者「出会いを大切にしたい」
新型コロナウイルス感染症の拡大が続く1月25日、まん延防止等重点措置(以下:まん防)の対象地域に18道府県を追加する方針が決定。この日、大阪の繁華街・道頓掘(大阪市中央区)を訪れると、比較的多くの人が行き交っていた。
日没間もない頃の道頓堀および戎橋界隈は、若者を中心に「今日もオールで飲むからなー」「あそこのお店おいしそー」などと、楽しく賑やかな様子がうかがえた。
友人と待ち合わせをしていたという30代の男性に話を訊くと、「まん防の効果はないと思う。これだけ感染が広がってきても、道頓堀の人出はあまり変わってない」と府の対応には否定的だ。
年末に一度感染が落ち着いたこともあり、若者たちにとっては同世代との交流や飲み会が楽しめるようになった矢先の制限。
これについては、「異性との出会いや恋愛の機会が減っているのは事実。でも、だからといって諦めずにいろいろな出会いを大切にしていきたい。今日も飲み会を楽しみたいです」と、笑顔を見せミナミの町に消えていった。
この日おこなわれた府の『新型コロナウイルス対策本部会議』では、まん防適用期間の1月27日から2月20日までに府民や事業者などに協力要請する内容が決定。
飲食店と事業者には営業時間短縮を、府民に対しては混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出・移動の自粛や、会食での4ルール(ゴールドステッカー認証店を推奨、同一テーブル4人以内、2時間程度以内での飲食、マスク会食の徹底)などが要請されることになる。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)