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黒沢清監督が撮影地・神戸に凱旋「蒼井優はものすごく撮影現場が楽」

第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻』の黒沢清監督が10月18日、映画の舞台となった神戸の「神戸国際松竹」(神戸市中央区)で舞台挨拶に登壇した。

太平洋戦争前夜の神戸を舞台に、恐ろしい国家機密を知ってしまった実業家(高橋一生)とその妻(蒼井優)の、愛と正義に賭けた姿を描く同作。ロケ地として「旧グッゲンハイム邸」(神戸市垂水区)や神戸市営地下鉄「名谷車両基地」(神戸市須磨区)が使用されるなど、レトロモダンで異国情緒あふれる神戸の風景も魅力だ。

自身も神戸出身である黒沢監督は、銀獅子賞の受賞証明書を手に「神戸で撮影させていただいて、幸運にもこんな賞を取らせていただきました。この映画の名前が世界の映画の歴史の片隅に刻まれたのかな」と感慨深い様子で集まった124人のファンに挨拶した。

主演の蒼井優に関して、「役になりきる憑依型だと思ってらっしゃる方も多いと思いますが、実は全て計算して演じている方」と評した黒沢監督。「直前までは全く普通で、スタートの声がかかると福原聡子になりきる。そしてカットがかかるとすぐに元に戻って『今のいかがでしたか?』と聞きに来る。ものすごく撮影現場が楽です」とも話した。

また、同時に神戸市より芸術文化特別賞を受賞した黒沢監督は「こんな賞をいただいて光栄です。撮影で大変お世話になったので、こちらから感謝状を送りたいくらいです」と恐縮した。映画は10月16日から全国で公開中。

取材・文・写真/上地智

(Lmaga.jp)

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