石川直樹写真展「最高の旅だ」という世界の名峰・エベレスト登頂と山人との関わり

新型コロナの影響により臨時休館していた「入江泰吉記念奈良市写真美術館」(奈良県奈良市)が、6月1日より始まる「石川直樹写真展」で再開する。

石川直樹(1977~)は、世界の名峰を登山し撮影した作品で知られる写真家。彼は17歳の時にインド・ネパール旅行を経験し、そこから冒険家の生活を始めた。2000年に北極から南極まで人力で踏破する「Pole to Poleプロジェクト」に参加。登山は2001年に世界七大陸最高峰の登頂を当時世界最年少で成し遂げるなど、輝かしいキャリアを誇る。日本写真家協会新人賞(2007年)や講談社出版文化賞(2008年)を受賞するなどし、写真集も多く出している。

本展では、2度目のエヴェレスト登頂(2011年)と、2度にわたるK2遠征(2015年、2019年)で撮影した写真を展示する。世界最高峰の山の現実、世界第2位の難峰へ向かう道程を捉えた作品には、山や氷河だけでなく山岳地の街道やシェルパ(登山支援をおこなうネパールの高地民族)、村人の姿も捉えられており、山で人間が生きるとはどういうことかを問いかけてくる。いわゆる山岳写真とは一線を画した作品は、見る者に大きな気付きと感動を与えてくれるだろう。

なお、展覧会初日の6月1日は「写真の日」につき入場無料。また、入江泰吉「奈良 古色大和路」も同時開催されるので、併せて楽しんでほしい。期間は8月23日まで、料金は一般500円。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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