元中日・井端弘和氏、伝説の6ー6ー3の舞台裏を明かす

4月15日放送のMBSテレビ『戦え!スポーツ内閣』(水曜・夜11時56分)に、侍ジャパンのコーチを務める井端弘和氏(元中日・遊撃手)がゲストで登場。球史に残る伝説のダブルプレーについて語った。

2008年のクライマックスシリーズ(巨人戦)で井端が見せた、6-6-3のダブルプレー。それは8回裏、3対3の同点でワンアウト満塁で、バッターは代打・高橋由伸。中日は左のワンポイント・小林正人を投入し、前進守備シフトを敷いた緊迫の場面だった。

「ベンチからも、ホーム(へ送球)という指示が出てたんです。でも、(二塁手・荒木とは)めったに試合中は喋らないんですけど、『二遊間寄りの速い打球がきたらダブルプレー狙えるな』って話してて」と、その舞台裏を明かした井端。

ヒリヒリするような対決のなか、カウント2ー2から高橋が打った打球は、真っ直ぐセンター方向へ。前進守備の井端がバックステップしながら捕球し、とっさの判断で二塁ベースを踏み、一塁へ送球。一瞬にして巨人のチャンスを潰した。

このダブルプレーに、当時のテレビ中継の実況は「なんという井端!」と絶叫。解説席に座っていた掛布雅之氏も「素晴らしい!」、江川卓氏も「見たことない!」と大絶賛。球界のレジェンドらを唸らせた。

その圧巻のプレーに、ハイタッチで井端を出迎えた中日ベンチ。この日の放送で井端は、「(後で)映像を見たときに、捕手の谷繁さんがホームベース上で見たことないガッツポーズをしてて。よく考えたら、試合が終わってないのに(谷繁に)ハイタッチされるのって、ホームラン以外ないんですよ。その谷繁さんが来てくれたので、『あ、スゴいことしたんだな』って」と、当時を振りかえってはにかんだ表情を見せた。

(Lmaga.jp)

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