奈良県の令和2年度予算案「債務減少となりうれしい」

奈良県が、令和2年度一般会計予算案を5609億4300万円と発表。将来の県民負担を減らすことを目的に、県債を繰上償還し、財政の健全性を配慮したという。

昨年度6月の補正後予算に比べ、336億2800万円増(+6.4%)となった予算案。この増加分は、今後の地域・経済活性化プロジェクトに備えるための積立てと県債の繰上償還をおこなうことによるものという。

そのため本年度の県債残高総額は、ピーク時の平成26年度から約800億円減少し、1兆円を切る見込み。また、当初30年かけて返済予定だった「交付税措置のない県債残高」(国に頼らず時前で返済が必要な県債)については、10年前倒しで返す姿勢を続け、この10年間で約700億円減少する見込みだ。

2月20日に定例会見をおこなった荒井正吾知事は、こまめに見直しをしてきたことについて、「私は、より重要な債権管理だと思っていたので、このように債務減少につながることができて嬉しい」と感想を述べた。

取材・文・写真/いずみゆか

(Lmaga.jp)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

関西最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス