宮沢氷魚、自身の役に共感「自分の居場所がどこにあるのか悩んだ」

『愛がなんだ』の今泉力哉監督の最新作『his』の舞台挨拶が17日、大阪市内でおこなわれ、宮沢氷魚と藤原季節が登場した。

周囲にゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと田舎で暮らす迅(宮沢)と、迅の元恋人・渚(藤原)が8年ぶりに再会し、親権獲得や周りの人々への理解を求めて奮闘する姿を描いた本作。

役柄について、宮沢は「僕と結構似てる。僕自身、誰かに相談したくてもできなくて、自分で自分を追い詰めてしんどくなるときがあるんです」と言い、父がTHE BOOMの宮沢和史で母が米国人ハーフの宮沢は「迅はすごく生きづらい状態で毎日過ごしてるんですけど、僕もクォーターということで結構いじめられたことがあった。自分の居場所がどこにあるのか小さい頃悩んだので、それが迅と共通したというか、役作りのときも生きづらさってなんだろうってすごく考えましたね」と明かした。

2人は役作りのために10日間共同生活をしていたそうで、宮沢は「ずっと一緒か~って最初はすっごく嫌だったんですけど、いざ始まったら合宿のような濃い時間を過ごせました。迅と渚は最初何年も会ってないので距離感があるんですけど、それが僕たち2人のリアルな距離感でもあって。僕たちがどんどん仲良くなっていくのが役にも反映されたかなと思う」と振りかえった。

大阪でのキャンペーンがこの舞台挨拶で終わるそうで、藤原は「切ないです。2日間一緒にいて昨日も深夜まで喋ってて・・・楽しかったね」と言い、退場の際にも2人でハイタッチをするなど絆の強さを見せていた。映画は1月24日公開。

(Lmaga.jp)

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