観客参加型のネオ演劇「イマーシブシアター」、伝統ある京都・南座で

着席して見るショーとは異なり、観客が物語の一部となる演劇「イマーシブシアター」。その公演が、日本最古といわれる劇場「南座」(京都市東山区)にて2020年1月からスタートする。

ニューヨークで話題を集めたこの演劇スタイル。観客は物語が進む舞台のなかに入り込み、ときに登場人物と話し、ときに息をひそめて事件のなりゆきを見守るなど、より没入感のある演劇体験ができるとして人気となった。「南座」では、1階の客席がフルフラット化され舞台に。そこで同時多発的に起こるパフォーマンスを追うことで、観客は物語を見届ける。

日本国内でも同スタイルの演劇が数々創作されてきたが、今回は伝統ある「南座」にちなみ、歌舞伎の名作『桜姫東文章』をモチーフとした新作を上演。5人の男性が、1人の女性の愛を求めて争う愛憎劇が繰り広げられる。さらに、物語を観客の投票によって選ぶことができる「マルチエンディング」を採用、5つの結末が用意されているという。

物語の核となるヒロイン・サクラヒメには、元宝塚歌劇団 宙組・娘役スターの純矢ちとせ。さらに、『ミュージカル 刀剣乱舞』で活躍する俳優・荒木健太朗やEXILEのメンバーでもあるダンサー・世界などが出演する。

鑑賞のスタイルは2種類あり、進行に応じて1階の舞台エリアを回遊する移動体験型(チケット7700円)、上階フロアにて物語を眺め、結末を決める投票ができる着席鑑賞型(チケット3300円~)からセレクト。チケット予約受付中で、開催期間は2020年1月24日から2月4日まで。

(Lmaga.jp)

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