大阪・吉村洋文知事、処理水問題に「大阪府・市として、役割果たしたい」

大阪府の吉村洋文知事は25日、「大阪府庁」(大阪市中央区)でおこなわれた会見で、福島第一原子力発電所の事故に伴う汚染水を浄化した「処理水」について言及した。

現在、発生している処理水のうち放射性物質の濃度が基準値以下のものは23%。残りの77%は基準値を超えている。処理水は毎日150トン発生し、このままいくと2022年には貯蔵タンクが満タンになる計算だという。

増え続ける処理水について、9月10日に「思い切って放出して希釈するしかない」と述べた原田義昭前環境大臣。また、大阪市の松井一郎市長も、「環境や人体への影響が全く問題がないと科学的に証明されていることを前提に大阪湾での放出を受け入れる」と発言している。

こういった現状を踏まえ吉村知事は、「知らんぷりしていても、無くならない問題。先送りもできない状況のなか、各メディアもこの問題について取り上げ、世論も沸き起こっている。こうなれば、秋の臨時国会でも本気で議論がおこなわれる。国として大きな方向性を示すべき。大阪府・市として関西広域連合の役割を果たせるのであれば、果たしていくべき考えている」と語った。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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