『ファントム』出演の愛希れいか「宝塚を夢見ていた自分とリンクする」

昨年11月に宝塚歌劇団を卒業した元月組トップ娘役の愛希(まなき)れいかが、ミュージカル『ファントム ~もうひとつのオペラ座の怪人~』に出演。愛希が大阪市内で、役への思いや、劇団時代について語った。

作詞・作曲家として数々の名作を手掛けるモーリー・イェストンの流麗な音楽と、オペラ座の地下に住む怪人ファントム(エリック)の人間像に焦点をあてたアーサー・コピットの脚本が冴える人気作。2014年に同作で主演した俳優・城田優が再びファントムを演じ、演出にも挑戦するのが話題だ。

そのファントムが愛する美しい歌声の持ち主・クリスティーヌ役を、木下晴香とのダブルキャストで演じるのが愛希。「『Home』という曲がとても好きで、タカラヅカスペシャル(宝塚歌劇のイベント)でデュエットさせていただいたことも。でも自分にはご縁のない作品だと思っていました。クリスティーヌを演じたいと言えるほど、入団当時は歌が得意ではなかったので…」と告白する。

ただ、在団時にめきめきと歌唱力をアップし、歌でも魅せる娘役に。退団後、難曲ぞろいの『エリザベート』タイトルロールに選ばれ好演した。「卒業してからも積極的にボイストレーニングをし、歌の上手な方の動画を見るなどして勉強しています。色々な声を出せるようになりたくて。今は原曲を何度も聴いて練習しています」と、歌を強化中。

役作りについては、「知らない都会に出て『あの舞台に立ちたい』というクリスティーヌの思いは、田舎育ちの私が宝塚を夢見ていた時とすごくリンクするので活かしたいです」と笑顔で話した。

「青春時代を宝塚歌劇団で過ごせたことは、一番の宝物です」と振りかえりつつ、退団後に「いろんな舞台やテレビを経験されている方とご一緒させていただき、自分ももっと自由に表現していかなければ」と、心新たにしたという愛希。娘役ではなく「女優」として、どんなヒロインを見せてくれるのか楽しみだ。大阪公演は「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)で12月7日から16日まで、チケットはS席13500円ほか。

取材・文/小野寺亜紀 写真/岡本佳樹

(Lmaga.jp)

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