もうひとつの花まつり、東大寺に500人の若手僧侶

全国の寺院でお釈迦様の誕生日(4月8日)に、仏像に甘茶をかけて祝う『花まつり(仏生会)』。例年これとは別に4月26日、東大寺(奈良市)で『仏法興隆花まつり 千僧法要』が開催された。

今年は、全国8宗派4地域の仏教青年会から約500名の若手僧侶が参集し、仏法興隆と世界平和、そして人類の福祉や人々の心の救済を祈念した。

全日本仏教青年会の倉島理事長は、「東大寺の盧舎那仏(大仏)は、社会における苦しみ悩みを取り除くために造立。現代社会における貧困や災害など、悩み苦しみをみなさんから取り除けるように、変わらず続けていくのが千僧法要の祈り」と思いを語った。

今年で2回目の参加となる島根県・玉雲寺の曽根慎吾さん(28歳)は、「これだけ全国規模で宗派の垣根を超えて、世界平和を祈念できる機会はなかなか無い」と感慨深げ。僧侶たちの祈りは、大仏殿で捧げられたあと、第1回開催時(1988年)に建立された記念宝塔(アショカピラー)でも捧げられ、花まつりらしく参拝者は甘茶接待を受けた。

取材・写真/いずみゆか

(Lmaga.jp)

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