生活保護ドラマに吉岡里帆「賛否両論は分かっている、どんな感想も受け付けます」

カンテレの新ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』イベントが13日、大阪・カンテレ本社で開催され、主演の吉岡里帆が登場。イベント終了後に会見をおこなった。

同ドラマは、安定を求めて公務員となった主人公・義経えみるが、生活保護受給者を支援する激務の生活課に配属されるも、彼らに向き合い、寄り添うなかで、自立の道筋を見つけるために奮闘する物語。原作は、柏木ハルコによるコミックで、日本国憲法第25条第1項がそのままタイトルになっている。

吉岡は、ドラマの見どころについて「ケースワーカーという仕事、生活保護という社会問題についてスタッフは福祉の現場を取材し、私たち役者もお話をうかがいました。リアルに描き出すと同時に、希望を見出すようなドラマになっています」とコメント。そして、「この社会問題をドラマ化するにあたり、賛否両論があるのは分かっていますが、そのなかでも多くの方に理解、共感してもらえるにはどうしたらいいか、問題に対して現実的に取り組むようになりました」と、2作目となる連ドラ主演の挑み方についても語った。

現実問題として、生活保護は不正受給がたびたびニュースになるほか、本当に必要な人に行き届いていないという問題を抱えている。吉岡は「今通っている(ジムの)トレーナーの先生は、『不正受給でトレーニングしに来る人がいる。そういう部分を描いて欲しい』とおっしゃっていて。また『生活に困窮している人が受け取るべきで、そうでない人が受け取っているのが許せない』とおっしゃる方もいます」と、身近なところでも賛否両論あることを感じると言う。

会見の最後、「ドラマ化すると聞いたときに、とても挑戦的だなと感じました。自分も参加するかとても迷いましたし、ただ面白い、楽しいのエンタテインメントではなく、ともに学び、日本国民として知っておかなければならない現実問題であると思いますので、ドラマを通して、福祉のこと、生活保護、ケースワーカーのことが伝わったらいいな、と。どんな感想でも受け付けますので、ぜひみなさんの感想を聞きたいです。よろしくお願いいたします」と力強く語った吉岡。同ドラマは7月17日・夜9時から放送される(初回20分拡大)。

(Lmaga.jp)

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