焼物・彫刻・漆芸・・・奈良県立美術館で伝統工芸展

日本文化の源流の地ともいえる奈良。古くから優れた工芸品の制作が盛んにおこなわれ、その歴史に裏打ちされた精緻な技を湛えた奈良の伝統工芸品である赤膚焼、奈良一刀彫、奈良漆器を取り上げた展覧会が「奈良県立美術館」(奈良市登大路町)で1月27日からおこなわれる。

現在、奈良市と大和郡山市に6つの窯がある「赤膚焼」は、赤みをおびた器に乳白色の萩釉をかけ、奈良絵と呼ばれる絵付けを施したものが代表的。庶民的な絵柄で「ヘタウマ」とも言える微妙で稚拙な構図が素朴な風合いを引き出している。そのほか能人形などを一刀彫りで仕上げる力強く雅な木彫や、螺鈿の技巧が美しい奈良漆器の作品が出揃う。

奈良の伝統工芸の「これまで」と「現在」の比較展示をおこない、近世や近代の匠たちが生み出した名作と、いま活躍する作家たちの力作による美の競演が楽しめる。期間は3月25日まで、料金は一般400円。

(Lmaga.jp)

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