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ISPSハンダ・HANDA Watch Worldカップ開催!豪華女子プロが参戦

 1日目優勝した(写真左から)チョン・インジ、レクシー・トンプソン、尾崎直道とISPS半田晴久会長
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 一般社団法人 国際スポーツ振興協会(ISPS)が主催するゴルフトーナメント大会「ISPSハンダ・HANDA Watch World・カップ」(共催は株式会社・ミスズ、賞金総額3000万円)が、11月5、6日に茨城県つくば市の豊里ゴルフクラブで開催された。今回は全米女子など10回の優勝を誇る女王、ポーラ・クリーマー(31)=米国、ISPS契約プロで女子の世界的プレーヤー=らがズラリと参戦。1日完結の2日間競技、男女プロ、アマ混成のユニークな大会は華やかに盛り上がった。なおプロの部の優勝は、1日目はチョン・インジ(24)=韓国、レクシー・トンプソン(23)=米国、尾崎直道(62)が優勝を分け合い、同2日目はミンジー・リー(22)=豪州が栄冠を手にした。

 春は男子、秋は女子が中心。そんな大会コンセプトで、海外から参戦した女子プロは、過去に例がないほど豪華だった。

 世界女子ランク5位(6日現在)のミンジー・リー(22)=豪州、同8位のレクシー・トンプソン(23)=米国、同15位のリディア・コ(21)=韓国、同16位のチョン・インジ(24)=韓国、同24位のチャーリー・ハル=英国=とスター中のスターがズラリ。男子もビクター・デュビッソン(28)=仏国。日本からは尾崎三兄弟。まさに大会名「ワールドカップ」にふさわしい大会となった。

 中でも2010年の全米女子オープンを勝った実績を持つポーラ・クリーマーが真打ち。3週間ほど前にISPSのアンバサダーに就任し今回は2日目の参戦だけの来日。

 ハード日程にもかかわらず、会場では疲れた表情など一切みせなかった。むしろギャラリーの前では常に笑顔で対応。サインを求められれば列が途切れるまで書き続け、写真撮影にも満面の笑みで応じた。スコアは1オーバーで19位タイと奮わなかったが、随所にスターらしいプレーを披露。この日もトレードマークのピンク色中心のコーディネートだったが、そのカラフルさ以上にプレーと振る舞いは、スターらしい華やかさを醸し出した。

 一緒にラウンドしたISPSの半田晴久会長は、ポーラと初対面だったが「ワールドランクで勝ち続ける選手は、ゴルフがうまいだけでなくエレガントでホスピタリティーも完ぺき。ずっとサインや写真に応じて、やさしい。まさに『芝生の外交官』」とたたえた。この言葉は、同じように対応していた他の女子スターたちにも向けられた。

 トッププロのホスピタリティーは、いい雰囲気が生みだした。特別ゲストはISPS総裁でニュージーランド元首相のサー・ジョン・キー氏と前アイルランド首相のエンダ・ケニー氏。さらには南アフリカのラグビー選手で95年W杯優勝時の主将、フランソワ・ピナール氏。香港のアクション俳優、ユン・ピョウら大物がズラリ。だがそこに堅苦しさはない。スター選手と著名人とアマチュアが分け隔てなく、プレーを楽しんだ。

 まさにゴルフを通じた社交場。会場には、釣り堀、射的などの屋台が置かれ、ギャラリーがプレー以外でも楽しめた。また、おなじみの半田会長を先頭にサンバ隊が登場。開会式ではチアガールが大ヒット中のDA PUMP「U.S.A。」の曲に合わせたダンスでお出迎え。「♪カ~モン ベイビー アメリカ~」と、米国からきた自分を歓迎するようなお祭りぶりに、ポーラも「ゴルフ場にサンバ隊とチアガールを初めて見た」と驚きながらも「面白いことが同時並行であり、すごく良いのでは」と称賛した。

 プレーでも「ワールドカップ」にふさわしい熱戦が繰り広げられた。1日目は5アンダーにチョン・インジ、レクシー・トンプソン、尾崎直道の3人が並び優勝を分け合った。続く4位は2人、6位も5人が並んだ。2日目は雨天のため11ホールで打ち切りとなり上位は大混戦となったが、ミンジー・リーが一歩抜け出した6アンダーで栄冠を手にした。大会ではおなじみとなった優勝者に贈られる緑のジャケットに代わる緑の羽織。さらには優勝カップに代わる記念品のかぶと。初日は3人がその姿で並ぶ圧巻のシーンとなった。

 「幸せな空間を、参加されたみなさんも感じたと思います。こういう素晴らしいひとときは、ゴルフのおかげ。またこれからゴルフを通じて広がっていくのです」と半田会長。今回、フランソワ・ピナール氏との交流をキッカケに、2019年に日本で開催されるラグビーW杯に向けた活動を行っていく。

 そして最後は半田会長が「ダニーボーイ」などイタリア歌曲やオペラの名曲を熱唱。大会を締めくくった。

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