浦学が逆転で決勝進出 公式戦13連勝
「高校野球春季関東大会・準決勝 浦和学院3‐2東海大望洋」(21日、宇都宮清原)
センバツ優勝の浦和学院(埼玉)が東海大望洋(千葉)に逆転勝ちした。22日の決勝で前橋育英(群馬)と対戦する。
これが王者の底力だ。1点を追う八回2死一、二塁から、5番・木暮騎士内野手(3年)が左翼線へ逆転の適時二塁打。「『決めよう』と思って結果を出せなかった。『次に回そう』と思ったら結果が出た」。六回は好機で三振。見事に取り返し、笑顔がはじけた。
嫌な流れをねじ伏せた。直前の1死一塁で打者が捕手への守備妨害でアウトに。だが4番・高田が投手強襲安打で続き、木暮のV打を呼び込んだ。序盤にもポテンヒットでの失点や守備妨害があったが、崩れなかった。
これでセンバツから公式戦13連勝。森士監督(48)は「まだ何か持ってるね」と冗談めかしつつ「不運があっても選手が切れず、自分のできることをやる冷静さがあった」と感服していた。