ケイバ熱盛ブログ「マジックミラー号」(3月10日)

 こんにちは、栗東・山本です。競馬を始めた頃の馬って思い入れがありますよね。私ならオルフェーヴルやエピファネイア、ミッキーアイルなどなど。その馬たちが種牡馬入りして、血統表に名前があればなお、感慨深いものがあります。前述の3頭のように産駒が派手な活躍を見せている馬よりも、細々と種牡馬を続けていて、なかなか勝ち上がれる馬は少ないけど、たまーに走る馬を出す…そんな馬に引かれるのは人間のさがなんでしょうか。例えばウインバリアシオン。渋いですよね~。

 さて、想定馬をチェックしていると、日曜阪神4R(芝1600メートル)に、ウインバリアシオン産駒のマジックミラー(牡3歳、栗東・高橋康)を発見。今回がデビュー戦となります。オーナーは大田恭充さんで、同産駒をナント8頭所有。かなりのバリアシオン・フリークです。昨年のチューリップ賞でバリコノユメを取材した時に、父も管理した松永昌博調教師が「オーナーさんはバリアシオンに思い入れがあるらしいね」と話していたことを思い出しました。

 ちなみに仕上がりの方はどうなんでしょう。10日に最終追い切りが行われ、栗東CWで6F85秒5-39秒3-12秒5をマーク。ジューンキララ(3歳未勝利)に半馬身先着を決めています。早速、調教でマジックミラー号に乗った酒井騎手を直撃。「コーナリングで勢いをつける時にノメっていたし、まだ(体の)前後が全然連動していない。適性うんぬんは分からない」と初戦からというタイプではなさそうでしたが、「馬自体は悪くないんですよ」と、大きな伸びしろを秘めている様子でした。

 ディープインパクト、キングカメハメハの両巨頭がこの世を去り、世代交代とばかりにエピファネイア、ロードカナロア、キズナらが席巻しようとしている種牡馬勢力図。“穴”好きな自分としては、マイナー種牡馬のひと奮起にも期待したいところです。

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