【土曜新潟10Ｒ・稲妻Ｓ】

　初の『千直』で54秒４。内めの枠から外へ持ち出しながら、頭ひとつ抜けたレースぶりは「もう少し早くこの条件を使っていれば…」と思わせるものだった。◎アペルトゥーラはまさしく稲妻の脚。1200ｍではワンパンチ足りないレースを続けていた馬が、いま一度輝く時がきた。今週は美浦Ｗの半マイル追いで54秒２-13秒０。前回と同じような内容の攻めが施された。同馬を実戦で目いっぱい走らせるためには、この調整方法がベストなのだろう。単勝と馬連で勝負する。

【土曜新潟１Ｒ・２歳未勝利】

　「次週にこの馬を使うから、追い切りで○○ジョッキーに乗ってもらうんだ。感触が良かったら、そのままレースでも騎乗してもらう予定」と某関係者。ということは、この馬にそのまま○○騎手が乗ってくれば感触が良かったということ。違う鞍上なら、ピンと来なかったということか。気になっている一頭だけに、果たしてどうなることやら…。

　このレースは７頭の乗り代わりがあり、キャッチ＆リリースにも興味あり。大野拓弥騎手がリリースして、横山典弘騎手がキャッチした◎ミッキーチャイルドは前走も本命に推した。ジョッキーがケイコにまたがって感触を確かめての出走は、色気があると読む。再度同じ新潟芝1800ｍで、新馬戦６着からの一変を期待する。

【土曜新潟12Ｒ・３歳上500万下】

　前走の◎ブラディーリッパーは今までに見せなかった切れ味を発揮。体が締まったことや左回りでスムーズに走れたことも大きかったが、上がり３Ｆ33秒５は持って生まれた資質の高さ。産駒が得意とするこの舞台でうまくかみ合った印象だ。中間の気配も素晴らしく、直前も併走馬を圧倒。勢いに乗ってここも突破する。降級後２戦がともに訳ありの敗戦で、反撃を狙う○プレイヤードが相手に。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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