【広島G3】野原雅也が広島記念連覇へ豪快弾を放つ 決勝は大坪功一との即席ライン
「ひろしまピースカップ・G3」(11日、広島)
手放しでは喜べなかったが、それでも準決勝を突破してみせた野原雅也(27)=103期・福井・S1。準決10Rは勝負どころで6番手。最終2角過ぎから踏み上げたが、4番手の阿部拓真(宮城)が野原に反応し、合わせて踏み上げる。阿部は1着まで届き、野原はまくり及ばず3着でゴール。「阿部さんの動きだけイメージになかった。準決はまくりになる想定はしていた。まくり切れていないのがふがいない」とレース後は悔しい表情を見せた。
昨年の決勝戦はうまく中団を確保してから豪快なまくりを決め、うれしい記念初優勝を飾った。今年に入ってからも寛仁親王牌(弥彦)でG1で初の決勝戦に乗るなど、着実にステップアップをしてきている。
連覇が懸かる決勝戦。「しっかり頑張りたい」と言葉は少ないが、内に秘める闘志は確か。決勝は大坪功一(福岡)との即席ラインを形成して地元勢に強烈な一撃を浴びせる。