【天皇賞・春馬体診断】ディープボンド
「天皇賞・春・G1」(5月1日、阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【ディープボンド A】多少の前重心はいつもだが、昨年2着時に比べるとトモが入った立ち姿。相変わらず首差しが太めで腹袋が大きく筋骨隆々だが、後肢の股&臀部(でんぶ)ともに膨らみ十分で、前後のバランスが整ってきた点は成長だろう。海外遠征からの良化途上でも、底力を示した有馬記念の反動かと思わせた阪神大賞典は、週末と最終追いで格好はつけたレベル。それでも結果を残し、今回は随所に上積みを感じさせるシルエット。適度に上がりがかかるタフな設定に持ち込めれば、おのずと結果は出そうだ。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉和田竜を背に栗東CWでペオース(5歳オープン)と併せ馬を行い、2馬身先着。時計はエラーで表示されなかったが、相手の数字から6F82秒前後、ラスト1Fは11秒前半といったところか。抜け出す際の一瞬の脚は前走時のケイコより鋭く、ひと叩きした効果は絶大。抜け出した後も気を抜くことなく集中して走れていた。本番に向けて順調な仕上がりを示している。
