【ボート】伸び型調整の奥深さを教えてくれた高田ひかる
「ボート記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
ここ数年、伸び型に特化する調整で、大暴れする選手が多くなったように思う。男子では菅章哉(徳島)、藤山翔大(大阪)などがトップ級、女子でも、元祖的な存在の高田ひかる(31)=三重・113期・A1=、堀之内紀代子(岡山)、最近では、田上凜(大阪)などが、その豪快なレースでファンを魅了している。
2月のG1・東海地区選手権(とこなめ)では、伸び型のエンジンを手にした高田。ファン、記者の誰もが“高田向き”のエンジンを引いたし、今節はやるんじゃない!と思ったはず。高田も「伸び型で良かったけど、これまで自分のスタイルにはまるエンジンをあまり引いたことないので、逆に前検でやることがない」と笑っていた。
ただ、ここからが意外。「ペラの形は一緒なんだけど叩き方、叩く順番が違うんです。だから見た目は一緒でも、中身が違うんです。同じ形だから、なかなか叩く気にはならないんだけど、レースすると自分と違うって感じるんです。最初から全然違うペラの方が、一からやれるから本当はいいいんですよ」と教えてくれた。
結局初日にレースを終えると、自分の走り方には合っていないため、2日目からはペラを叩いてレースに挑んでいました。最初はそんなこともなかったと思うが、伸び型を突き詰めているうちに、完全な自分のスタイルを見つけたはず。まだまだ進化を続けていきそうな伸び型の世界。今後も注目が必要だ。(関西ボート担当・安藤浩貴)





