魚谷香織 ママさんレーサーの目標は“レベルアップ”

 【第46回】魚谷香織(34)=福岡・96期=

 美女レーサーとして絶大な人気を誇る魚谷は、ママさんレーサーとしても大活躍。第2子の産休明けとなった18年10月の住之江で、1年8カ月ぶりにレースへ復帰すると、19年は10月のG3・オールレディース(福岡)で優勝。11月のG2・レディースチャレンジカップ(桐生)では優勝戦に進出(5着)するなど、ファンに健在ぶりをアピールした。

 レースでは華麗な存在が際立つが、家に戻れば7歳、そして2歳と元気ハツラツな子どもたちの育児をこなすママ。そんな彼女が日々取り組んでいるのが“体幹トレーニング”だ。

 「それほど何時間も行わず、トレーナーさんにメニューを作ってもらって30~40分くらいやってます。何もしないよりは長い目で見て、という感じですね」と地道な鍛錬を続けている。

 「昼開催のレース時は朝の5時半くらいに起きるので、トレーニングをしてからレース場に向かいます」とルーティンをしっかり構築。

 育児の最中も「子どものサッカーの日は、練習に連れて行ってから近くの体育館でトレーニングをして、下の子どものだっこも筋トレになるので繰り返しています」と貪欲な姿勢で取り組み中だ。

 「まだはっきりと分からないけど、レースでこけそうになった時に踏ん張れたし、トレーニングが効いているのかな」と着実な進化を実感していた。

 多くのファンは、大舞台で待望の表彰台を期待しているが、本人は「このタイトルを獲りたい、とかはっきりした目標は全くなくて“レベルアップ”が目標。自分が成長ができれば、その時は自然と結果も伴ってくると思う」とあくまでマイペース。

 華やかな大舞台を経験して「選手としてレベルアップができたらいいなあ」と笑顔を振りまくスタイルが楽しみだ。

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