「グランドチャンピオン・ＳＧ」（２１日開幕、蒲郡）

　今回のドリーム戦の出場選手は、１山崎智也、２松井繁、３田中信一郎、４池田浩二、５峰竜太、６毒島誠。選考得点（ＳＧ予選得点）上位順に６人が選ばれた。峰と毒島は２４５点で同点だったが、１着回数で峰が上回ってこの枠順となった。

　注目はその峰。蒲郡では昨年メモリアルの優勝戦で、篠崎元志とのデッドヒートの末に２着に敗れた。通算９度目のＳＧ優出で、初めてつかみ取った１号艇。１周２Ｍ差して先頭に立ち悲願の初戴冠に近づいたが、２周１Ｍで差し返されて無念の敗戦。レース後には人目をはばからずピットで泣き崩れた。その後は今年５月のオールスター（尼崎）でも優出したが３着に終わり、“未冠”を今も返上できずにいる。

　ＳＧは通算３７回の参戦で、ほぼ半分の１８回が予選突破。昨年は最多勝＆最高勝率の２冠も達成しており、もう足りないのはＳＧ優勝の看板だけだ。バッドエンドで涙に暮れた昨年と同じ水面で雪辱を果たせれば、これ以上の喜びはないだろう。