「札幌２歳Ｓ・Ｇ３」（５日、札幌）

　バスラットレオンは２日、新コンビの坂井を背に、上々の動きを披露した。

　バスラットレオンは札幌ダートでホウオウライジン（４歳２勝クラス）と併せ馬。３馬身追走する形でスタートし、強めに追われると一気に差を詰め、６Ｆ８５秒７－３８秒４－１２秒４のタイムで併入した。動きを見守った柿崎助手は「いい併せ馬。体形から荒れた馬場も大丈夫だと思う」と納得の表情。騎乗した坂井も「しまいをしっかりと。反応を見たかった。イメージ通りだったと思う」と背中の好感触を口にした。

　新馬戦が超スローペースの逃げ切りだったとはいえ、ノーステッキで上がり３Ｆ３３秒６を記録する圧巻の勝ちっぷり。今回が初コンビとなるが、日々の調教で手の内に入れている鞍上は「期待している馬ですし、強い内容だったと思う。多頭数が一番の課題です。今後に向けていいレースができれば」と力を込めた。先週のキーンランドＣを制して勢いに乗る男が、２週連続でタイトル奪取に導く。