【アルゼンチン共和国杯】オジュウチョウサン 3頭併せで存在感

 「アルゼンチン共和国杯・G2」(11月3日、東京)

 障害王者オジュウチョウサンは30日、美浦Wで存在感をアピールした。

 昨年の有馬記念(9着)に続き、再びオジュウチョウサンが平地重賞に挑む。久々の平地戦となった前走の六社Sでは、瞬発力勝負に10着と敗退。仕切り直しの一戦に向けて、3頭併せで存在感をアピールした。

 美浦Wでユキノエルドール(5歳障害オープン)を4馬身、ウインアステロイド(2歳未勝利)を2馬身追走する形。直線で最内に入ると、石神(レースは松岡)がステッキを入れて気合注入。瞬時に応えてギュンとひと伸びすると、5F67秒7-38秒5-12秒3をマークし、前者に4馬身、後者に2馬身先着した。

 「ピリッとさせた方がいいと思い、ステッキを入れました。(休み明けの)前走よりいいと思います」と石神が上々の手応えを伝えれば、和田郎師も「前走は夏場の暑さで調整に影響があったかな、と。本来は間隔をあけた方がいい馬ですが、今回は上積みの方に期待したい」と力を込めた。53キロのハンデも味方に、悲願の平地重賞Vを目指す。

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