【ラジオN賞】松岡マーレライ悲願星

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(6日、福島)

 直線、開いた内ラチ沿いへ進路を取った5番人気のウインマーレライが、デビュー9戦目で初の重賞タイトルをもぎ取った。

 「外に出せばいい脚を使うけど、進路がなかったので…。手応え十分で、直線を向いて勝ったと思った」と松岡。例年、夏場は福島&新潟を主戦場にしているが、今年はあえて北海道シリーズを選択し、前日も函館で騎乗してからの転戦となった。自身10回目の挑戦で、初めて手にした福島での重賞に「暑かったけど、正解だった。福島のファンに恩返しできた」とファンの声援に笑顔でこたえた。

 父マツリダゴッホにとってもJRA重賞初Vとなったが、2歳時から重賞に挑戦し続けながら、その出世を阻んできたのは折り合いの難しさだ。「調教では乗りやすいので、レースとのギャップがあるみたい」と高木師は言う。それがこの日はスムーズに流れに乗った。「行く馬が結構いた上に、精神的にも成長してきた。2000メートルぐらいでもいいのかな」と、今秋への楽しみを膨らませた。

 次走は「オーナーサイドと相談して」としたが、ダービー3着馬マイネルフロストとともに、3歳牡馬の二枚看板で今後の重賞路線を盛り上げそうだ。

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