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名古屋章さん、岡田奈々さん

 山城晋平校長(下川辰平さん)の後任・岩佐邦靖校長を演じた名古屋章さんを、みんなでよく休憩時間にモノマネしていました。「それはね、君の~」っていう。すごく特徴があって、個性的な演技をされる方だったので。今から思うと、名古屋さんの存在も大きかったですよね。

 名古屋さんとは、あまり日常的な会話はなかったと思います。近寄りがたい雰囲気でしたから。軽口っていうか、日常会話で軽く話しかけてくるタイプじゃない。しっかりしていて、昔の新劇の俳優さんのカラーが強いっていうか。非常にインテリジェンスな感じの方だったので、一目も二目もおいていました。年齢的にもちょっと離れていましたし(※)。

 かっこいいんですよね、そっちの方が。僕みたいにペラペラペラペラしゃべってると、もう軽くなっちゃって。キャラですよね。

 滝沢賢治の妻の節子を演じた岡田奈々さんは、今でも変わりませんね。

 撮影が終わって、僕が一緒に食事に行くのは生徒役の俳優さんたちだけだったので、岡田さんとはスタジオの中だけ、ロケセットの中だけの夫婦でした。お互いプライベートなことには干渉しなかったのが、逆に良かったんじゃないかと思います。その分、役の夫婦になりきろうとお互いに努力していました。

 滝沢賢治は家庭のことがおろそかになる、そこも一つのドラマでした。「スクール☆ウォーズ」を、そんな賢治と節子夫妻に近い年齢の人も見ていて。日本の高度成長期が終わって、仕事と家庭とどちらが大切なのか?という問題が表面化した時期でもありました。

 節子のキャスティングも良かった。岡田さんは大和なでしこというか、清楚(せいそ)でかれんな方じゃないですか。滝沢賢治のモデルである山口良治先生の奥さまにお会いしたら、まさにそういう方でした。イメージ通りにプロデューサーがキャスティングしたんでしょうね。

 ※名古屋さんは1930年生まれ、山下は1951年生まれ。

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